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2011年5月15日 (日)

これからの生活保障制度に関する私案

 震災から2か月余りが経ちました。被災地ではまだ多くの人たちが避難所生活を余儀なくされていますが、日本全体で見れば大多数の人々が徐々にふだんの生活に戻りつつあるように感じます。しかし、震災がこの国に残した爪痕の大きさは、実はこれから明らかになって行くのではないか、そんな気もしています。生産能力の低下により、すでに自動車の販売台数は震災前の半分にまで減少していますし、デパートの売上高も史上2番目という大幅な落ち込みを見せています。この夏の電力不足とも相俟って、多くの企業が業績悪化により倒産したり、リストラを迫られたりすることは必定です。その結果、失業率は大幅に上がるでしょうし、失業保険や生活保護などの社会保障費も急増することになるでしょう。そうでなくても財政危機が言われて久しいのです。そこに復興のための財政支出も加わる訳ですから、運にも見放されたように見える民主党政権のもとで、いよいよ国の財政破綻が現実のものとなる可能性は小さくないと思われます。

 これまでにもこのブログで、私はいろいろな政策提言を書いて来ました。なかには荒唐無稽な子供のアイデアに近いものもあったかも知れませんが、書いている時にはその都度真剣だったし、いいアイデアが浮かんだ時などは、自分自身が影響力の小さいマイナーブロガーであることに対して、いかにも口惜しい思いをしたものです(いまでもしています)。しかし、震災を経たあとの目で見ると、過去に夢中になっていたアイデアの多くがすっかり色褪せたものになってしまったことに気付きます。例えばこれまでに何度も「ベーシックインカム」のことを取り上げましたが、この時期にそんな夢物語のような政策について語ることには何か後ろめたささえ感じるのです。「財政予算をベーシックインカムに回すくらいなら、被災地の復興支援に回せよ」、そう言われてしまえば、ひと言も返す言葉が無いからです。そんななかで、たったひとつだけこれだけは現在の状況のなかでもこだわりたいアイデアがある。それは生活保護制度の見直し案についてです。これについても過去に何度か書いていますし、つい最近の記事でも取り上げましたから、このブログを定期的に訪れてくださっている方はまた同じネタかと思われるかも知れません。でも、これはこれからの日本にとって最重要な政策課題であるに違いない、私にはどうしてもそう思われるのです。

1.それはどんな政策ですか?

 現在の生活保護制度は現金支給を主体としていますが、それを現物支給に変えて行こうという考えに基づいた政策です。生活保護受給者に対して現金を渡すことをやめ、国が衣食住に必要なものを現物で提供するよう制度を変えます。具体的には、生活保障が必要な人たちのための共同住宅を作り、食事は食堂で一律のメニューで提供し、衣類や日常品はリサイクル品も活用しながら一定の基準で配給するといった具合に、お金を使わなくても最低限の衣食住が保障されるようにするのです。具体的に試算した訳ではありませんが、これによって従来の生活保障関連予算が大幅に削減出来ることは間違いありません。

2.生活保護家庭は強制的に移住させられるのですか?

 今後も国からの生活保障を受けたいなら、そういうことになります。住み慣れた土地を離れたくないという希望は当然あるでしょう。しかし、財源が国民の税金である生活保護費で、税金を納めていない人が希望の土地に住み続けるというのは、少々贅沢過ぎる話ではないでしょうか? 共同住宅は決して現代の強制収容所ではありません。このあとすぐに説明しますが、そこには憲法で保証された「最低限の健康で文化的な生活」があります。またその人の能力に合った仕事も提供されますし、働ける人はお金を貯めてそこから出て行くことも出来る。従来の生活保護制度につきものだった〈後ろめたさ〉の感情とは無縁な、新しい生活が待っているのです。それに共同住宅は全国各地に作られますから、空き部屋さえあればどこでも好きなところに移住出来る、その点も魅力でしょう。

3.当然個室なんて与えられないんでしょうね?

 居室は世帯単位での個室になります。単身者用にはワンルーム、夫婦や子供がいる世帯にはその人数に応じて複数の部屋がある居室が用意されます。但しキッチンは付いていませんし、風呂やトイレも共同です。「最低限の健康で文化的な生活」の定義については議論が必要ですが、例えば娯楽室や図書室のようなパブリックスペースはあってもいいと思います。また高齢者や健康面に不安のある人も多いでしょうから、冷暖房の設備は必須です。これは各居室にエアコンを設置するのではなく、全館集中方式にした方が経済的だしメンテナンスも楽でしょう。居室部分を可動式のパーティションで仕切ることで、入居者の世帯構成が変わっても柔軟に対応出来るようにします。施設の中で出会った男女が結婚した時や、新しく子供が生まれた時などは、現状よりも少し広い部屋に引っ越す権利を与えられます。子供が独立した場合や離婚の場合はその逆です。

4.私財の保有はどこまで許されますか?

 ここも議論が必要なところです。現在の生活保護制度でも、受給者が保有を許される財産には制限がある筈です。一定額以上の現金や不動産などを持っている人は入居出来ない、これは基本のルールです。(但しあとで説明するように、これには例外規程もあります。この施設を社会復帰や生活訓練の場として利用する場合です。) 自家用車の保有も認められません、現金収入が無ければガソリン代や車検代も払えませんから。では部屋にテレビを置くことやパソコンでインターネットに接続することはどうでしょう? おそらく現代における最低限の健康で文化的な生活のためには、それを禁止する訳にはいかないと思います。逆にテレビやパソコンを持っていない人には、世帯に1台ずつ貸し出す制度が必要かも知れません。その他の家財道具などに関しては、居室に無理なく持ち込める範囲で保有を許可します。これは共同住宅を出て自活する時に必要なものだからです。

5.入居のための条件や審査は厳しいのですか?

 入居のための条件は、現在の生活保護よりも緩いものとなります。生活保護を受けるためには、資産を持っていないことと働けないことが条件です。一方、共同住宅の方は、働く能力を持った人でも入居出来ます。入居のための審査はありますが、現在の生活保護でよく問題になる「水際作戦」、つまり行政の窓口が申請者を何かと理由をつけて追い返すようなことは少なくなる筈です。また入居希望者の方でも、不正をしてまで入居する意味はほとんどありません。資産を隠して入居しても、現金が貰える訳ではないし、見付かれば資産を没収されてしまうので割が合わないからです。逆にこれまで生活保護を受けていた人が入居出来ない場合が出て来ます。入院中の人や寝たきりで介護が必要な人など、プロフェッショナルなケアが必要な人たちです。共同住宅は生活支援施設であって、医療施設や介護施設ではないのでこれは仕方ありません。このような人たちには現在の制度を継続するか、または別の仕組みが必要です。ただ将来的には、医療や介護の機能もあわせ持った総合的な生活支援施設が出来ることが望ましいと思います。

6.そこに入れば仕事があるというのは?

 全国に200万人もいる生活保護受給者を、すべて収容するためには大変な数の施設を作らなければなりません。当然そこで必要になる人件費も膨大なものになると予想されます。それをなるべく外部の労働力を借りず、入居者自身が働くことで賄ってしまおうというのがこの政策のセールスポイントです。仕事はいくらでもありますよ。三度の食事の支度とその後片付け、館内の掃除や壊れた設備の修繕、衣類や寝具の洗濯、風呂の準備、庭の手入れ、お年寄りや乳幼児の世話、マイクロバスでの人の移送、施設の経理事務、etc。ここに入った人は、自分のこれまでの経験や能力を活かして労働するのが原則です。いまの生活保護受給者は、なかなか働きたくても働き口が見付からないというのが実情だと思います。ところがここでは誰もが働く機会を持てる。自分で仕事を作り出すことだって出来ます。パソコンが得意な人なら、館内でパソコン教室を開いてもいい。入居者の子供を集めて学習塾を開設するのもいいでしょう。広い敷地を持つ田舎の施設なら、庭に畑を作ったっていい。入居者が企画した仕事には行政の許可が必要になりますが、可能性は無限にあります。

7.施設内の仕事には賃金が出るんですか?

 出ます。入居者が企画し行政が認可した仕事も含め、施設内の仕事にはそれぞれの仕事に応じた報酬が出るようにします。但しこれは世間の賃金相場から見るとだいぶ安いものにならざるを得ません。どの程度が適切かは検討が必要ですが、8時間のフルタイム労働でも月額5万円を超えないくらいが妥当ではないかと思います。最低賃金以下ではないかですって? それはそうですが、これは実は労働賃金ではなくて、「自立支度金」という名目で支払われるお金なのです(だから最低賃金法にも抵触しないと思います)。しかも現金支給ではなく、その人の口座に入金されるというルールです。18歳以上の入居者は誰でも、入居時に専用の口座を作ります。自立支度金はそこにプールされるのです。この口座が引き出せるのは、口座解約時のみ、つまり施設を出て自活を始める時だけになります。フルタイムで1年間働けば、60万円くらいのお金は貯まりますから、アパートを借りて新しい生活を始めるためにも十分ではないかと思います。この制度は貯蓄のためのものではなく、入居者の自立を促すためのものですから、口座残高には上限を設けましょう。例えば100万円を上限として、それ以上働いても、それはただ働きになってしまうというようにです。

8.外に働きに出ては駄目ですか?

 施設から外部の企業などに通勤することは構いません。むしろ自立支援という意味では望ましいことです。ただ、この場合にもその企業が支払う賃金は、働く人本人ではなく、いったん施設が受け取り、その人の口座に入金することになります。その際に施設は賃金の一部を運営費という名目で徴収します。その割合は検討が必要ですが、例えば15万円の月給のうち5万円を施設が取って、残りの10万円を口座に振り込むといったイメージです。何故そんなことをするかと言えば、ひとつはこれによって国が負担する社会保障費を抑えるため、もうひとつは施設内で働く人とのあいだの賃金格差を是正するためです。現在の生活保護でも、受給者が働いて現金収入を得れば、その分支給額は減らされますが、それと同じことです。企業などで働いている人も、口座残高が100万円を超えたら、それ以上「自立支度金」は増えません。つまりその人の稼ぐ賃金は、全額施設の運営費となってしまいます。施設側にとってはありがたい話ですが、ふつうは100万円の現金と定職があれば施設を出て行くでしょう。こうして制度的に社会復帰が促進されることになるのです。

9.入居者は全く現金を持つことが出来ないのですか?

 確かにそれもちょっとつらいですね。刑務所の囚人だってタバコやお菓子を買うくらいは出来ますものね。いくら現物支給が原則だからって、タバコ銭も持てないのでは刑務所以下の待遇かも知れない。よろしい、ここは太っ腹なところを見せて、入居者には毎月決まった額のお小遣いを出しましょう。と言っても、そんなに大層な金額は出せない、せいぜい月に1万円程度に止めましょう。しかも、それは現金(日本円)で渡されるのではなく、政府が生活保障対象者のために発行する特別な金券で給付されるものとします。例えば100円券が100枚綴りになった回数券のようなイメージのものです。これは指定されたショッピングセンターや飲食店などでのみ使える金券です。(たいていは施設の近隣にあるお店です。お店は受け取った金券を銀行などで日本円に両替出来ます。) さらにこの金券には使用期限が印刷してあって、支給月の翌月中に使ってしまわないと無効になってしまうことにしましょう。さらにこの金券で買い物や食事をしても、お釣りは出ないルールとします。

10.何故そんな面倒な仕組みにするんですか?

 入居者に貯金をさせないためです。ここでは貯金はあくまで自立のためだけに許されるのです。月に1万円でも、10年間貯蓄すれば120万円になります。120万円の貯金を持っている人は、現状でも生活保護を受けられません(それを生活費として使い果たしてから生活保護の申請をすべきです)。これは税金で生活保障をしてもらうための最低限の規律だと考えてください。ただ、日常生活に必要なお金という意味では、その他にもいろいろ考慮しなければならないものがありそうです。例えば、通勤や帰省などで必要となる交通費は、たとえ交通機関でこの金券が使えたとしても、月に1万円の小遣い銭だけでは不足する場合もあるでしょう。こういった出費に対しては、個別の許可を受けた上で積み立てている自立支度金から支出出来るようにしましょう。入居者は申請により携帯電話を持つことも出来ますが、その通信費も同様の仕組みで個人負担とします。医療費は現状の生活保護と同じく公費負担ですが、指定された医療機関限定とさせていただきましょう。パチンコや競馬などのギャンブルは、入居中は全面的に禁止です。

11.引きこもりの息子を施設で預かって欲しいのですが…

 共同住宅は、生活保護に代わる生活保障のための施設であると同時に、ニートや引きこもりと言われる人たちの社会復帰の場にもなり得るのではないか、そう考えています。営利企業への就職が難しい人でも、貧しい人たちの互助組織のなかでなら生き生きと仕事が出来る場面があるかも知れない。少なくともそこで社会経験を積んだ上で企業に就職するというパスがあってもいいと思います。それに高齢者が多い施設の中に、健康な若者が入って来てくれることは、施設運営上も大歓迎なのです。労働力としても有用だし、多様な世代の人たちが共同生活をすることはコミュニティを健全に保つためにも役立つことですから。この人たちは入居に当たって、私的財産の持ち込みは厳しく制限されますが、資産調査によって入居を拒否されることはありません。これによって施設が引きこもりの若者たちで溢れてしまって、そのために生活保障が必要な人たちの入居枠が圧迫されてしまっては本末転倒ですが、考えてみれば社会復帰出来ずに家に引きこもっている人たちも支援が必要な点では同じなのです。経済成長のなかで核家族化が進み、社会的な紐帯が失われてしまったのが今の日本です。生活支援のための共同住宅は、この国に新しいコミュニティ文化を生み出すための拠点となることを期待されています。

12.最後に財政的な見通しを聞かせてください。

 いま日本には200万人の生活保護受給者がいます。国が負担する生活保護費は2年前に3兆円を超え、今年の予算は3兆4千億円です。つまりひとり当たり平均で年間170万円、月に14万円余りになります。そのなかには医療費なども含まれていますから、すべてが現金支給という訳ではありませんが、たいへんな高額であることは間違いありません。よく国民年金の満額よりも生活保護費の方が高いことが問題として指摘されますが、生活保障を〈お金で解決〉しようとしている以上、これは当然のことではないかと思います。現物支給なら、たぶん財政負担は半分以下になるのではないでしょうか(ひとり当たりの月間の食材費が3万円、光熱費が1万円、小遣いが1万円、その他諸経費が2万円でしめて7万円)。もちろん施設を建築するための初期投資は必要になりますが、これはこれからの時代に欠くことの出来ないインフラだとも考えられます。今回のような大震災に際しても、全国にこのような施設が数多くあれば、避難所生活をずっと短縮することが出来たでしょう。少なくとも、仮設住宅を何万戸も建てるよりはずっと有効な投資だろうと私は考えます。

 ――という訳で、思いがけず長い記事になってしまいましたが、基本的なところは説明出来たのではないかと思います。私がこのテーマについて書くと、「強制収容所」だとか「現代の姥捨山」なんて批判のコメントが返って来ます。しかし、どんなに財政が苦しくても、国は貧しい国民を餓死させる訳にはいかないのです。効率的な生活保障というテーマに対して、これ以外にもっといいアイデアがあるなら私の方が教えていただきたいものです。と同時に、この新しい共同体を強制収容所や姥捨山のようなものにしないために、私たち自身が偏見を捨てることも重要だと思います。今回の記事を書きながら、私はこの共同住宅に何か魅力的なネーミングが欲しいと思いました。この政策は、そうしたイメージ戦略も含めて構想する必要があります。ここから先は、みなさんの知恵もお借りしながらアイデアをふくらまして行きたい。批判することは容易です、ぜひ建設的なコメントをお寄せください。


(2012年8月12日の追記です。ここでの考察をさらに深めた新しい記事をアップしました。いくつかの点で本稿の考えを変えた部分もあります。ぜひそちらの記事も参考にしてみてください。)

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コメント

こんばんは。
哲学者さんの生活保護施策、過去にも読ませていただきましたが、
それぞれの設計案検討の前にその施策の基盤とか哲学とか、
・なぜ生活保護制度を見直すのか
・生活保護制度の本来の役割とは何か
・なぜ生活保護制度が後ろめたいのか
・なぜ生活保護制度を社会は軽蔑するのか
この辺りを考察されたご意見を教えて欲しいです。
本記事で提案されたシステムも、社会復帰するための足場にも伺えるし、
人が集う終着の家にも見えます。
途中人生に失敗した者への一時的な避難場所なのか、晩年人生に行き場を
失った者のコミュニティなのか、まあどちらも社会的敗者ではありますが、
単純に敗者救済制度=生活保護でもないでしょう。
新共同体構築にまで発展させる案ならば、今の震災その他から避難された
人達にも迎えられる考えではないかと思います。

投稿: turusankamesan | 2011年5月16日 (月) 02時05分

本当にそう思います。そうすべきです。なぜしないのかと思います。貧困ビジネスもなくなります。
働く意欲をなくすようなものですよね。
実際、赤字で、支給できなくなるはずです。
これからも発信続けて下さい。

投稿: | 2011年5月16日 (月) 19時20分

この記事、今の震災・原発事故で避難された方々を重ねると、切実にこのような施策が必要と思います。
即効的なモノ、施策を裏付けする思想が起こすモノ、様々有ると思いますが、この記事をもっと進めて欲しく願います。
日本でのBIはセーフティネットの確立が根底に有ると思いますので、本記事での考えをより深く追求する事は、日本型BIにもつながるのではないかと考えます。

投稿: turusankamesan | 2011年5月31日 (火) 21時35分

turusankamesanさん、こんにちは。

なかなかコメントへのお返事ができず、すみません。
震災以降という訳でもないのですが、生活保障とBIを結び付けて考えることに、何かしっくり来ない気がしているのです。
BIは社会の生産性向上の果実であって、生活保護の代わりになるものではないと思うのですね。
この問題を解くには、「生産性」とは何かということをもう一度考え直す必要があると思うのですが、うまく考えがまとまりません。

投稿: Like_an_Arrow | 2011年6月 1日 (水) 22時45分

私もBIを知った当初は社会配当な考えが妥当ではないかと思っていました。
その後のネットでのBI支持論を読み続けて行く中で、日本に必要なのは単純に、
誰もが確実に受けられる社会保障、文化的な生存を保障したセーフティネット
ではないかと考えがシフトしています。
所得制限を設けず全ての人に均一に資本を配る。
どうしても、その施策の目指している先が見えてきません。
それがもたらすメリットが見えず、予想できる様々なデメリットばかりが浮かんできます。

BIが富の再分配であるなら、個人的には現行の生活保護制度を大きく転換させたセーフティネットでいいのではないかと思います。
ヤマギシズムにはならないよう注意する必要はありますけれども。

投稿: turusankamesan | 2011年6月 2日 (木) 21時55分

 初めてコメントを書かせていただきます。
 毎週楽しみに読ませていただいております。

 さて、被災した宮城県石巻市では、復興基本計画を策定するための提案を募集しています。そこで、この案を応募されてはいかがでしょうか。
 募集期間は6月30日までとなっています。
 
 …もしも、もしも時間がないということでしたら、このブログを参考にしたことを明記のうえ、私の名前で応募させていただくことはできないものでしょうか。要点をまとめ、自分の考えも若干加味した形で。
 もちろん、アイディアをいただこうなどという気は毛頭ありません。実現に向けてもっと広く議論するために、何らかの形で公の舞台に乗せてはどうかと思っただけです。

投稿: | 2011年6月28日 (火) 13時33分

毎週読んでいただいてるんですね。ありがとうございます。

このブログに書いたアイデアはどうぞ自由にお使いください。もともと著作権を主張するような文章でもありませんし、どんな形であれ「拡散」していくことは大歓迎です。

今度コメントをいただく時は、よろしければお名前かハンドル名を書き添えていただくと嬉しいです。

投稿: Like_an_Arrow | 2011年6月28日 (火) 22時58分

 こんばんは。
 
 復興計画策定のための提案書を、石巻市の担当部署にメールで送りましたので報告いたします。6月30日夕方の締め切り間際でした。
 提案書には、Like_an_Arrowさんのアイディアに次の点を付け加えました。
①全国一斉に行うのは難しいので、被災した石巻市が「生活保護制度見直し試行特区(仮称)」の認定を受け、一定期間試行してみること。
②これは全国に先駆けたモデル的な取り組みなので、イニシャルコストと一定期間の保護費(現物支給費)を、全額国に負担してもらうよう要望すること。
 
 回答はしないとのことなので、どのように取り扱われるかは分かりません。
 機会がありましたらまた書かせていただきます。

 PS 先日はハンドルネームが思いつかず、無記名で投稿してしまい失礼しました。

投稿: Oinarisamanomori | 2011年7月 2日 (土) 20時50分

Oinarisamanomoriさん、こんにちは。ご報告ありがとうございます。

先日、東電からの補償金が下りたために、生活保護の支給を打ち切られた世帯があったというニュースがありましたね。詳しい事情が分からないので、事の是非についてはコメント出来ませんが、現金支給だとこうした問題はいつでも起こる可能性があります。

生活保護制度の見直しが難しいのは、それがひとつの既得権になってしまっているからだと思います。ほとんどすべての既得権を失って、ゼロから再出発しなければならないような被災地では、いろいろな制度改革の実験が出来るのではないかと思います。そしてそれは希望の持てることでもあります。提案が行政の目に留まるといいですね。

投稿: Like_an_Arrow | 2011年7月 3日 (日) 00時57分

生活保護の考え方ということですね。14万円ぐらいなら妥当かなぁ? 国民年金の方が 少ないですね。
難しい問題ですね。いい考えが 提案され 実現できるといいですね。

投稿: 村石太マン&夏子 | 2011年7月 6日 (水) 20時32分

結局、このテーマには近づかない訳ですねえ。
私自身が、少年期・青年期を生活保護で暮らしてきた事もあって、
BIとか共同体とか地域自治とか他諸々のことがらを考える際、希望の持てる生き方、に行き着いてしまうんですが、
そのプリミティブなところが生活保護制度じゃないでしょうか。
そこでの思想を固めずして制度面だけを取り上げてみても、
何のために? つうリアリティの乏しさがつきまとってしまいます。

投稿: turusankamesan | 2012年5月30日 (水) 02時39分

turusankamesanさん、こんにちは。お久しぶりです。

この記事は自分のなかではとりあえず完結していて、これ以上思想的に発展させる必要を感じていないものなんです。制度面だけと言われるのは少し心外で、現在の「現金だけを与えて黙らせる」みたいな生活保護制度への批判も籠めているつもりです。

生活保護の問題は、いまも何かと話題になっているので、改めて考えてみようと思ってはいるのですが…

投稿: Like_an_Arrow | 2012年6月 2日 (土) 00時16分

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