« 政治家の失言問題に思う | トップページ | 介護ビジネスと市場原理 »

2007年7月12日 (木)

公示日を迎えて

 参議院選挙が今日公示されました。新聞によれば、定数が偶数の選挙区では与野党が半分ずつ議席を分け合う傾向にあるので、勝敗は全国で29箇所ある奇数区の結果に委ねられるのだそうです。確かに定数2の選挙区では、自民党も民主党もそれぞれ一人ずつしか候補を立てていない。最初から1議席ずつ無難に分け合おうという腹なのです。こういう状況を見ると、小選挙区にせよ中選挙区にせよ、やはり選挙区制度というもの自体に問題があることがよく分かります。しかも問題は政党側にだけあるのではありません、我々有権者側でも、自分の一票を〈死に票〉にしたくないという思惑から、本当に投票したい人に投票せず、とりあえず可能性のありそうな人の中から消去法で候補者を選ぶという投票行動をする傾向が現れます。選挙区制は、そもそも有権者の投票そのものから歪めてしまう可能性があるのです。やはり私は、選挙区は廃して全国区制に戻すべきだと思いますね。全国区は別名「残酷区」とも言われていて、候補者にとっては金はかかるは心身はすり減るはで大変な制度なんだそうです。だけど、そんなことは政治家の都合の問題で、我々国民の知ったことじゃない。それに今はインターネットでお金をかけずに、全国に自分の政見を発信することも出来るのじゃないですか。

 選挙が公示日を迎えたことで、楽しみにしていた天木直人さんのブログも、昨日で一旦中断ということになりました。まったく馬鹿げた話です、有権者としてはこれからの2週間あまりが、一番候補者の生の声を聴きたい時期だというのに。これはきっとパソコンを使えない有力政治家の陰謀に違いありませんね。公示期間中のインターネットの更新を禁止するくらいなら、やかましい街頭演説や宣伝カーだって禁止して欲しいものです。テレビCMや街頭演説のような、こちらが聴きたくもないのに聞かされる〈プッシュ型〉の情報発信はすべて禁止して、インターネットや政見放送のような、こちらが欲しい情報を取りに行く〈プル型〉の情報公開だけにすれば、候補者の選挙資金も大幅に削減出来るし、悪しきポピュリズムの流れにも歯止めがかけられようというものです。まあ、そんな私個人の不満はさておき、一昨日の天木さんの記事、『私はあなただ、あなたは私だ』の最終回の文章が素晴らしいものでした(記事はこちら)。私もいろいろ工夫をして、自分なりの護憲論を綴って来ましたが、天木さんの文章を読むと、どんな修辞も理屈もかなわない、本当の正論がそこにあると感じられます。いろんな人がいろんなことを言ってるけど、護憲論はこれにとどめを刺す、そんな感想を私は持ちました。いやいや、私も投票日が過ぎるまで、選挙の話題は自粛しなくてはいけませんね。更新は禁じられているけれど、過去の記事が読めなくなる訳ではありませんから、興味のある方は、こちらも参考にしてみてください。

|

« 政治家の失言問題に思う | トップページ | 介護ビジネスと市場原理 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/138790/15739610

この記事へのトラックバック一覧です: 公示日を迎えて:

» 参院選、知名度と政治家の資質は別もの [東国原式。ひがしこくばるしき。]
タレント出身の東国原宮崎県知事が、人気に乗じて当選したからと言って、その流れに便乗しようとしている自民党幹部の魂胆は見え見え。自民党がメロメロな時に限って、民主党はタイムリーヒット無し。地方政策を見すえた、腰のすわった候補者はどこに。タレント議員はどんな活動をしているのかオーマイニュースインターナショナルタレント出身のそのまんま東氏(東国原宮崎県知事)が、人気に乗じて当選したからと言って、その流れに便乗しようとし... [続きを読む]

受信: 2007年7月13日 (金) 00時24分

« 政治家の失言問題に思う | トップページ | 介護ビジネスと市場原理 »