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2006年12月10日 (日)

私の政策提言集

 まだまだブロガーとしては新米の部類ですが、さすがに1年以上続けて来ると、自分でもいろいろなことを書いて来たものだと思います。私の場合、記事を書くのは週末の1回だけです。それでもブログのことはいつも頭にあって、毎週月曜日になると、さて今週は何を書こうかと考えるのがひとつの楽しみになっています。私が利用しているココログには、アクセス解析という機能があって(どこのプロバイダーにもありますよね)、記事ごとの毎日のアクセス数がチェック出来るようになっています。だんだん記事がたまって来ると、それに伴ってキーワードも増えるので、インターネット検索でたまたまここを訪れてくれる人の数も増えて来る、それもまた楽しみのひとつです。ところで、ココログには訪問者の滞在時間を確認する機能もあるのですが、それを見ると愕然としてしまいします。せっかく縁あってここを訪ねてくれた人が、ほとんど皆さん数秒ですぐに立ち去っている。1日に数十件のアクセスがあっても、多少でも文章を読んでくれている人は、本当に少ないみたいです。(ここまで読んでいただいたあなたは、すでに奇特な部類の方です。笑) でも、それも分かる気がします。何か興味のあるテーマについて調べようと思って、ページを開いてみたら、こんな改行の少ない堅苦しい長文が目に飛び込んで来るんだもの、これではお客さんも逃げて行ってしまいます。

 私は、自分自身がこのブログの最良の読者だという信念で文章を書いているので(寂しい信念だな)、現実の読者の方から反応が来ないことはそれほど苦になりません。しかし、たったひとつ、私がホンモノの読者の方からコメントを期待している種類の記事があります。それは将来の日本の向かうべき方向性について、政策提言をしている記事の場合です。まあ、政治にも経済にも疎い素人の考えなので、政策提言などというのもおこがましいのですが、素人だからこそ、専門家の方や反対意見を持った方の声が聞きたいと思うのです。今週は、過去に自分が書いた記事から、そういう内容の文章をピックアップしてご紹介したいと思います。最近このブログの読者になられた方には(そんな人いないかな?)、ぜひこのバックナンバーだけは読んでいただきたい、そしてご意見を伺わせていただきたい。専門家から見ればほとんど寝言かたわごとのようなものばかりでしょうが、中には意外といいアイデアだって、あると思うんです。

1.素人が考えた選挙制度改革案

 記念すべきこのブログの最初の原稿ですね。昨年の衆議院選が終ったばかりの時で、世間は自民党の圧勝にばかり目を奪われていましたが、私はいまの小選挙区比例代表制という選挙の仕組みが、制度破綻したのがあの選挙の結論だったと受け止めました。いくら国民の政治への関心が高まって、投票率が上がったところで、選挙制度の仕組みをちょっと変えるだけで、選挙結果なんてどうにでも操作出来る。こんな有権者を馬鹿にした話はないと思います。私の提案は、全国区制を復活した上で、①政党の得票率と議席数を比例させる、②比例代表の名簿順位を候補者に対する国民の投票数によって決定する、というふたつのアイデアから成っています。これからも日本が政党中心の議会制民主主義を採用し続けるのであれば、おそらくこれがベストの選択肢ではないかと今でも思っています。

2.直接民主主義を考える

 しかし、実は問題は議会制民主主義という制度そのものにあるのだ、というのがこのエッセイです。政党政治の堕落ぶりは、最近の郵政民営化に反対した議員の自民党復党問題でも露骨に現れました。腐ってるんですね、政治家も政治そのものも。むしろ昔より民度の向上した現代においては、腐った政治家よりも、国民が直接政策を決定した方がマシだろう、それが直接民主制の考え方です。インターネットの普及により、非常に安いコストで国民投票を行なえる可能性も出て来ました。私の提案のミソは、すべての国民がすべての政策案について意思決定をするのでは、余りにひとりひとりの負担が大き過ぎるので、政策をいくつかの領域に分け、各人が投票権を行使出来る政策領域を自ら選択出来るようにしたらどうかという点です。これによって国民の政治に対する関心や責任感を高いレベルで維持することが出来る。衆愚政治などという汚名も、この国の将来には無縁のことになるでしょう。

3.セイニアーリッジ政策を考える

 今年は政府の予測を上回り、50兆円以上の税収が見込まれているのだそうです。それでも国の財政が黒字に転換するなんてことは全然なくて、また新たに30兆円程度が国の借金に付け加わることになりそうです。財務省の発表資料では、今年の6月末時点で国の借金の総額は827兆円、国民ひとり当たりにすると約656万円、まったく気の遠くなるような数字です。一体どうするんだい、この莫大な借金を? 責任者は出て来い!と言っても、無駄なんですよね、責任は有権者である私たち自身にあるのですから。そこで私が提案したいことは、私たち現役世代の人間は、将来この国を背負って立つ若い人たちに大きな負の遺産を遺さないため、私たちの代で政府の借金をすっかり<棒引き>してやろうじゃないかということです。そのための秘策が書かれています(私のオリジナル・アイデアではありませんが)。これはきっと激しい反論が巻き起こるぞ、そう覚悟していたのですが、反応はゼロでした(笑)。安倍さんも、「美しい国」を目指すなら、まずは「借金の無い美しい国」を目標にしてみたらいかがでしょうか。

4.生活保護制度改革案に思う

 先日のニュースでは、生活保護費の母子加算廃止が決定されたと報じられていました。名前からして欺瞞に満ちた<障害者自立支援法>もそうですが、政府は着々と国内での棄民政策を実行に移しつつあります。きっと貧乏人や弱者は邪魔者なんですね、これからの「美しい国」づくりのためには。まあ、いまは国自体が借金まみれの<生活保護国家>みたいなものなのですから、そんな皮肉を言っても耳を貸す余裕もないのでしょう。これからますます増加するであろう貧困世帯をどうすべきか、生活保護制度の新しいあり方を考えたのがこのエッセイです。簡単に言えば、現金による生活保護費支給を止め、各地に大規模な生活保護世帯向け共同住宅を作ろうというアイデアです。ポイントは、「助け合いによる貧しくても明るい生活共同体」というコンセプトです。二十一世紀の新しい<長屋文化>を復活させる試みと言ってもいい(落語の八っつぁん熊さんの世界ですね)。これからの時代は、エネルギー問題にしても環境問題にしても、人類がかつて経験したことのない試練を試される時代です。案外この生活保護住宅から、次の時代の新しい可能性が見えて来るかも知れない。私のイチ推しの政策提言です。

5.「法人税廃止」というアイデア

 で、先週書いた記事がこれですね。法人税を廃止して、個人の所得税(と住民税)を倍にしようという提案です。もしも読者の多いブログなら、ムチャクチャ突っ込まれそうな記事ですよね。でも、その多大なメリットについては本文に書いてありますので、興味のある方はご参照ください。もちろんこんな素人のジャストアイデアが、そのまままともな政策提言になる訳はないのですが、ネットで調べてみると、これを具体的な方法論として提示している人もいるみたいです(例えばこれ)。先のセイニアーリッジ政策もそうですが、一見禁断の政策とも思われるこういった大胆な改革案が、もっと専門家のあいだで前向きに論じられてもいいような気がします。そして出来ればそのメリットとデメリット、これからの時代に何故それが必要かということを、一般の国民にも分かりやすい形で提示してくれるとなお有難い。827兆円の国の借金は、私たちひとりひとりの問題です。長期プライムレートがどうのこうのとか、ホワイトカラー・エグゼンプションがどうのこうのとか、そんな難しい話で国民を煙に巻かないで欲しい(あれ? 私が不勉強なだけですか。笑)。いくら時代が複雑になって、経済の仕組みも難しくなったとは言え、現代は過去のどんな時代より国内総生産(GDPって言うんでしたっけ?)が増加した豊かな時代だということは誰もが知っている。うまく人間の智恵を働かせれば、もっとみんなが豊かに幸せに暮らせる仕組みを作れる筈です。

(お知らせです。これまでに書いた記事をテーマ別に分類・整理して、インデックスのページを新しく作成しました。トップページの右側にリンクがあります。他の記事も読んでみたいと思われる方は、ぜひご利用ください。)

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